2015年03月24日 09:59

朝日新聞社は、社外の声を報道に反映させるパブリックエディター(PE)制度を4月1日付で新設するのに合わせ、PEを決定した。
社外からは季刊誌「考える人」(新潮社)編集長の河野通和、タレント、エッセイストの小島慶子、元NHKキャスターの高島肇久が就任。社内からはPE準備責任者の中村史郎が就き、4人で構成する。
PE制度は、読者をはじめ社外のさまざまな指摘・意見をきちんと受け止め、報道に生かすようにするのが狙いだ。朝日新聞社は記事取り消しなど一連の問題を反省し、1月に公表した「信頼回復と再生のための行動計画」で、「ともに考え、ともにつくるメディア」をめざすことを掲げている。
PE制度はそれに向けた具体的な取り組みの柱となっている。読者をはじめとする社外のさまざまな声を編集部門に伝える「橋渡し」の役割を務め、報道の改善につなげる。