2015年03月18日 16:28

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズは、大林組向けに、建築物の事前検証用のMRシステム「MREAL」を構築した。

MR(Mixed Reality:複合現実感)とは、周囲の風景と建築物の3D映像を、利用者の立ち位置や視線の動きに合わせリアルタイムに合成する映像情報処理技術。

これにより、設計やデザインを直感的に確認したり、周囲の建築物と比較したりでき、建設前に発注者や関係者との間でより正確なイメージ共有ができるようになった。

今後は外観や室内のみならず空調配管や耐震構造など、表からは見えない箇所の確認への「MREAL」の活用が検討されている。

キヤノンMJグループは、建設業をはじめとする各種業種への展開を強化することで、3Dソリューション事業において2017年の売上100億円以上を目指す。