2015年03月12日 10:33

STマイクロエレクトロニクスは、新しい集積型デュアル差動フィルタDLPF-GP-01D3を発表した。

わずか1.2mm x 3.4mmの実装面積と560 μm未満の薄さ(リフロー後)は、GreenPeak GP540 / GP561向けのデュアル・ローパス・フィルタ・ソリューションとしては市場最小。最大16個の表面実装型ディスクリート部品を、1チップ(10分の1未満の面積)で置き換えられ、回路設計の簡略化と部材コストを低減し空いたスペースへの新機能追加などを可能にした。信号線やグラウンド線の基板配線の流れに逆らわない短く、かつ真っすぐな配線で接続できるため、安価な単層基板にも実装可能。DLPF-GP-01D3に集積される2つのフィルタが、2400~2500 MHz帯域外の周波数を高度に減衰しながら、帯域内の挿入損失と反射損失を低く抑える。

フリップチップ・パッケージ(11ピン)で提供され、単価は5000個購入時に約0.23ドル。