2015年01月23日 18:00

マラウイで大雨により洪水が発生し、これまでに多数の死者を出し、10万人以上が家を失った。国連WFPは、被害の大きい地域を中心に緊急食糧支援を開始した。
国連WFPはマラウイ政府と連携して、主に家を失った人々を対象に支援を開始し、洪水発生直後からチクワワ、次にンサンジェ、ファロンベ、ムランジェへと食糧を配布した。配給した食糧は、トウモロコシ、豆、植物油、スーパーシリアルと呼ばれる粉だ。
この他に国連WFPは、ドバイにある国連人道支援物資備蓄庫から栄養強化ビスケット77トンを空輸した。これは、最も被害の大きかったチクワワとンサンジェに暮らす人々を中心に配布される。
洪水で多くの道路が冠水しているため、被災地への食糧輸送は困難を極めるが、国連WFPは、ヘリコプターやボートを使って食糧を届けている。今後も支援を必要とする人数が増えることが予想される。