2017年06月13日 11:39

ディップは、TBMが開発・製造する、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX(ライメックス)」製品の販売を開始する。

LIMEXは、現在世界43カ国において特許を取得・申請している、紙やプラスチックに代替する素材で、地球環境に配慮した革新的な新素材。通常、普通紙1トン生産する場合、樹木を約20本、水を約100トン使うが、LIMEXは原料に木や水を使用せず、石灰石0.6~0.8トンとポリオレフィン約0.2~0.4トンからLIMEXの紙1トンを生産可能。耐水性が高く、浴室や水回り、屋外や水中での利用ができ、経年劣化に強く、半永久的にリサイクルが可能。

また従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂100%だが、LIMEXでは主原料が石灰石なので、石油由来樹脂の使用量を削減できる。単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有し、さらにLIMEXの印刷物等のリサイクル材から、LIMEX製のプラスチック成型品を作ることもでき、環境負荷軽減に貢献する。