2017年05月17日 08:19

JAF(日本自動車連盟)は、後部座席でのシートベルト着用有無による衝突実験を行い、その結果を5月16日よりホームページに公開した。
後席でのシートベルト着用は2008年に義務化されたものの、一般道路における後席のシートベルト着用率は36%と未だに低い状況だ。そこで、座席にダミー人形を乗せた車をバリアに衝突させ、ダミーの挙動と頭部傷害基準値を計測。後席でシートベルトを着用する重要性を検証した。
実験結果は、シートベルトを着用していない後席ダミーが前方に投げ出され、運転席のヘッドレストに頭を打ち付け、さらにシートごと運転席ダミーを押しつぶした。後席でシートベルトを着用しないと、本人が死亡や重傷につながる致命的な頭部損傷を負う可能性が高いだけでなく同乗者にも衝突して致命傷を負わせる危険性がある。一般道路でも後席で必ずシートベルトを着用することが重要だ。