2017年02月03日 13:12

エス・エム・エスの運営する「認知症ねっと」において、2016年11月より提供を開始した「認知機能チェック」ツールの受検者が、約1か月間で1万人を突破した。

「認知機能チェック」は、認知症の前段階と言われるMCI(軽度認知障害)で起こるとされる認知機能の低下を5分程度でセルフチェックし、認知症の予防を促すことを目的としたもの。認知機能を「記憶力」「計算力」「言語能力」「遂行能力」「判断力」の5つに分類し、それぞれの機能に対応した簡単な問題を解くことで、認知機能の状態を可視化することができる。

ひろかわクリニック院長・広川慶裕先生によると、認知機能は50歳頃より徐々に低下をはじめ、55歳頃から明らかな低下がみられる。そのため、認知機能低下前の40歳頃から、認知症の予防に取り組むことが大切であると考えられる。「認知症ねっと」では、認知症情報や「認知機能チェック」ツールなどの提供を通し、今後もMCIの早期発見と認知症の予防に尽力するとしている。