2025年06月30日 15:57

YKK APが自社の技術の歩みやモノづくりの精神を発信することを目的に2024年11月14日に開設した「YKK AP技術館」の来館者数が、6月28日に1万人を達成した。当日は記念セレモニーを実施し、館長の谷畑弘之さんが1万人目の来館者に記念品と花束を贈呈した。

1万人目の来館者となったのは富山県黒部市から来た笠原 洋子(かさはら ようこ)さんご家族。「孫が大学3年生の就職活動中でYKKグループも希望先として検討しているので、会社を知る役に立てばと思い孫と一緒に訪れました。孫の話がなければ来ることはなかったと思いますし、1万人記念に選ばれたのはとてもびっくりしました。」と述べた。

YKK AP技術館はYKK APの「モノづくりと技術への挑戦の歴史をたどり、未来への成長につなげる」ことをコンセプトに開設した展示施設。1959年にアルミ押出機の設置により建材事業を開始し、どのように成長・発展していったのか、モノづくりの技術を軸に紹介している。建材技術の歩みや技術者の想いを伝えるとともに、「技術に裏付けられた価値創造」に向けて挑戦する会社の姿を示している。

開設以降、来館者向けガイドツアーの実施や中国語翻訳用タブレットの貸出、富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」への登録など、継続した情報発信の強化に取り組んでいる。また今年7月下旬には夏休みの子どもを対象にした工作教室やパフォーマンスショーなどのイベントを予定している。