2017年01月17日 09:58

美術出版社は、1月17日に発売の『美術手帖』2月号でアウトサイダー・アートを特集する。
本特集は「アウトサイダー・アート」を、「『描かずには生きられない』という、強い衝動から生まれた表現」ととらえる。従来の「インサイド/アウトサイド」というアートの枠組みを問い直し、アウトサイダー・アートを通してあらゆる創作の原点を探ろうとする試みだ。
巻頭では、「創作あーちすと」としての活動もスタートした女優のんさんが、画家・彫刻家の奈良美智さんのアドバイスを受けながら、大きな絵を描くことに初挑戦。奈良さんは「専門的に美術を学ぶ前の体験が大切」と語り、のんさんは「上手く描くことよりも、何を描くかに素直になることが重要」と、描くことの原点について語り合う。
第2特集では、飛躍的に観客動員数と上映館を増やしているアニメーション映画「この世界の片隅に」を取り上げる。巻頭に登場したのんさんも主人公すずの声優をつとめる作品だ。
定価は1600円(税抜)。