2016年12月15日 13:54

パイオニアは、自動運転・高度運転支援に不可欠なキーテクノロジーとして、ドライバーの眠気を心拍の変化から検知し、その覚醒レベルを振動で改善する「ドライバーモニタリングシステム」の開発を進めている。

近年、ドライバーの漫然運転に起因する自動車事故が増えており、その中でも居眠りなどに起因する事故においては危険を回避することなく衝突するため、死亡・重症率が高いと言われている。そのような事故を減らすために、ドライバーの状態変化を検知して改善する機能やシステムへのニーズが高まっている。

パイオニアが開発している「ドライバーモニタリングシステム」は、心拍計測および独自の解析アルゴリズムを用いた「眠気予兆検知技術」と、振動による効果的な「覚醒レベル改善技術」を連携させることで、ドライバーの覚醒レベルの低下を未然に防止することができる。眠気検知精度および覚醒レベル改善効果の向上を図り、2020年以降の市場導入を目指す。