2016年11月17日 13:57

認知症高齢者の見守り捜索クラウドサービス「LiveAir」の開発を行なうLiveRidgeは、同サービスの評価版を用いた捜索実証実験に成功し、その有用性を確認できたと発表した。

位置情報やIoT技術などを活用した「見守りサービス」は既に存在しているものの、通信にかかるコストやバッテリーが問題となるケースが多い。一方「LiveAir」は、低消費電力で長距離通信を実現するIoT向け次世代通信技術として注目を集める「LPWA(Low Power、Wide Area)」という新たな通信技術を活用しており、LPWA通信を利用して取得した高齢者(送信機)の位置情報を、その家族や事前に指定した支援者がインターネットから閲覧できる。

2016年10月に東京都世田谷区の介護デイサービス「イデア北烏山」の協力のもと、認知症高齢者の行方不明を想定した捜索実証実験を行い、早期発見に成功した。2017年春の本格市場導入を目指し、システム開発を進めて行く予定。