2016年11月09日 09:43

NHK出版は、11月10日、新書『キラーストレス~心と体をどう守るか』を刊行する。
慢性的なストレスは脳という臓器に「物理的」に影響を及ぼすことが最新の研究から分かってきた。NHK取材班は視聴者に有効な対処法を伝えようと企画を立ち上げ、国内外を飛び回り最新の知見を集約して番組化し、NHKスペシャルシリーズとして放送された。本書は、その番組を出版化したものだ。
前半は最先端の科学的知見、後半は対処法の二部構成となっている。「ライフイベント ストレスチェック」でストレス度を認識して読み進める。前半ではキラーストレスとは何かを知り、どのようなメカニズムで命をむしばんでいくのか、脳科学・生理学・心理学などからその正体に迫る。
後半は本書のウリでもある対処法。気晴らしではなく物理的に脳を変化させることが分かってきた運動法や、認知療法から生まれた「コーピング」、世界から注目を集める「マインドフルネス」など、キラーストレスへの対策を知ることができる。