2016年10月07日 14:23

10月7日、東京‐総合不動産サービス大手のJLLは、2016年9月末(2016年第3四半期末)時点の、東京Aグレードオフィスの賃料及び空室率を発表した。

発表によると、東京Aグレードオフィスの賃料は、月額坪当たり3万5,840円(共益費込)で、前期比0.2%、前年比3.3%の上昇となった。賃料の上昇ペースは3四半期連続で減速したものの、賃料は18四半期連続で上昇となった。空室率は1.4%で、前期比0.4ポイントの低下、前年比1.9ポイントの低下となり、1.5%を下回る低水準は2007年以来初めてとなった。底堅い移転・拡張需要と、限定的な供給を背景に、CBD全体で空室の減少が続いている。

また、東京Bグレードオフィスの賃料は、月額坪当たり22,297円、前期比0.9%、前年比4.8%の上昇となり、15四半期連続で上昇した。空室率は2.0%、前期比は横ばい、前年比0.3ポイントの低下。3%を下回る水準は10四半期連続となる。

Aグレードオフィスは月次、Bグレードオフィスは四半期別に発表予定。