2016年08月29日 10:11

国連WFPを含む諸機関は、8月にナイジェリアで食糧事情調査を行った結果、同国北東部で食糧支援を必要としている人数が今年3月の2倍近い450万人に膨れ上がっていると発表した。

調査によれば、厳しい食糧難に直面している人々はボルノ州、ヨベ州、アダマワ州などで100万人を突破。これは今年3月の4倍にあたる。ボルノ州やヨベ州のうち、ボコ・ハラムの暴力から解放されたものの未だ立ち入ることが難しい地域では、6万5000人以上が飢きんにも似た状況に陥っている。

国連WFPは支援を拡大し、5歳未満の子ども15万人に対する栄養強化食品など、数か月間で70万人以上に対する食糧や現金の配布を行う計画。今年度までナイジェリア北東部で支援を行うにあたり、5,200万米ドルが必要としている。