2016年08月19日 05:31

調剤薬局を展開する日本調剤は、全国の同社薬局に勤務する管理薬剤師を対象に、7月から「在宅医療集合研修」を行っている。

在宅集合研修は今回が4回目で、テーマは「在宅緩和ケア」。2部構成の前半では、緩和ケアの基本となる痛みの特性や各種薬物療法について講義形式で学習し、薬学的知識の習得、確認を行う。後半ではグループに分かれ、患者が使用することがある疼痛(とうつう)緩和のための持続皮下投与に使用する医療機器を実際に手にとり、薬液を注入ポンプに充填する方法について実践的に学ぶ。

この研修は全国17ヶ所で21回開催され、全都道府県にある同社薬局の管理薬剤師ほか、約600人の薬剤師が受講予定。同社は、地域での「在宅医療」に十分に応えられる薬剤師の育成に注力していくとしている。