2016年08月18日 12:44

武蔵コーポレーションは、社会問題化する奨学金滞納問題への取り組みとして、月々の奨学金返済額を給与に上乗せし、全正社員の奨学金の返済を支援する「奨学金支給支援制度」を9月1日より導入する。
現在、4年制大学生の50%以上、大学院生の60%以上が日本学生支援機構や大学等の奨学金を受給している。しかし、月々の返済が滞ってしまうケースも多く、平成26年度の奨学金利用者約133万人のうち、返済を3カ月以上延滞している人は約17万人にも上っている。給与収入があるとはいえ、給与に占める奨学金返済額の割合は決して小さなものではない。
武蔵コーポレーションは、本制度の導入により、奨学金を受給する学生に広く会社について知ってもらうとともに、優秀な人材が経済的・心理的な負担なく就業に専念できる環境の実現を目指している。本制度は新入社員だけでなく現職の社員にも適用され、職場環境の向上による社員のモチベーションアップも目的の一つとなっている。