2016年06月10日 09:38

ロイヤルフィリップスは、6月9日、世界13か国において、各国の医療環境に対する患者、医療従事者の意識調査「未来の医療環境指数:コネクテッドケアは医療課題にどう対応できるか?」の調査結果を発表した。
この意識調査では、将来の医療課題に対する各国の準備状況として、医療アクセス、「医療の統合」に向けた現状、および「コネクテッドケア技術」の導入状況に対する患者、医療従事者の意識を検証。日本は調査対象となった13か国で最も指数が低いことが分かった。
調査結果からは、患者と医療従事者における認識のギャップや、新しい医療技術に関する認知不足といった、超高齢社会を支えるための医療環境の整備における諸課題が明らかになった。日本は、3つのテーマの中でもコネクテッドケア技術の導入に関する数値の低さが特に目立つ。医療ICTなどを活用し、医療システムの関係者間における医療情報の共有を可能にする「コネクテッドケア」は、在宅医療の推進や、医療の質の向上などに寄与すると考えられている。