2016年06月08日 14:40

インテージでは、i-SSPのメディア接触ログを活用し、各デバイスの接触量に従い生活者を分類した「メディア・アクティビティ・クラスタ」を先月提供開始し、その分析事例を紹介した。
特定のターゲットの中でもメディア接触状況は様々だが、「年代」を対象にその差を見てみると、20代ではスマホの利用が多く、50代ではTVの視聴が多いことが分かった。さらに同じデータをデバイス別・年代別の構成比分布に分解してみると、20代でもTVを一定以上見る人や、50代でもスマホを多く使う人がいることがわかった。
つまり年代という一つの軸だけでメディアを語るのではなく、個人の可処分時間の中でのメディア使い分けパターンをデバイス横断で可視化し、さらにその中で、コンテンツ接触や施策効果の違いを説明していくことで、生活者をより深く理解していくことが可能となる。こうした分析は、今後、様々なプランニング領域の課題に応用していくことが期待されている。