2016年05月27日 15:15

KADOKAWAより、山田宗樹著の小説「代体(だいたい)」が5月28日に発売される。刊行に先駆け、冒頭部分の試し読み(24頁分)を公開。さらに、作品世界がわかるダイジェスト版ラジオドラマ(約18分)も同時公開する。
本書は、生きる意味を問うという哲学的なテーマながら、息をつかせぬ展開のSFエンターテインメント。舞台は近未来の日本。そこでは人びとの意識を取り出し、移転させる技術が発達。大病や大けがをした人間の意識を、一時的に「代体」と呼ばれる人工の肉体に移し、日常生活に支障をきたさないようにすることがビジネスとなっていた。そんな中、無残な姿で発見された「代体」と大きな謎…。
「意識を情報化し移植する。あるいは統合する。科学が到達しつつある禁断の領域に、小説的創造力が疾走する空前絶後の問題作!(「生物と無生物のあいだ」の著者・福岡伸一さん」)などと、すでに絶賛の声が続々と寄せられている。定価1700円(税別)。