2016年05月02日 14:52

生活クラブ生協連合会が構成団体として参加している「はりま振興協議会」では、国産鶏種「はりま」のブランド名を新たに「丹精國鶏(たんせいくにどり)」とした。
日本の鶏肉自給率は66%だが、そのうち肉用鶏の種鶏の98%が外国からの輸入品種。鶏種を海外に依存している日本では、輸出国で鳥インフルエンザなどが発生すれば鶏肉の生産ができなくなるリスクがある。そこで生活クラブ生協では、国内で三世代以上にわたる育種によって開発された国産鶏種「はりま」を共同購入。無投薬での飼育を基本とし、エサには遺伝子組み換えでない穀物や国産飼料用米を与えるなど鶏の健康管理を最優先に、ゆっくり・ゆったりと育てている。
今後、年間200万羽の生産と消費をめざすとともに、利用が少なく、余りがちな部位を主体としたアイテムの豊富化や加工品の開発なども行ない、生産者が丹精込めて育てた「丹精國鶏」を余すことなく消費していくとしている。