2015年11月17日 08:45

イーライリリーは、大人の注意欠如・多動症(ADHD)を取り巻く環境の現状・課題を明らかにすることを目的に、20代~60代の男女400名を対象に、10月、インターネット調査を実施した。

ADHDは、不注意、多動性、衝動性を特徴とする症状がみられる発達障害の一つ。近年、成人のADHD当事者の存在と日常生活における困難に注目が集まっているなか、個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指し、「障害者差別解消法」が2016年4月に施行される。

今回の調査ではADHDの認知度は5割強にとどまり、まずはADHD自体の認知を高めることの必要性が浮き彫りとなった。ADHDという言葉を知っている人でも、大人のADHD当事者への適切な対応を「知らない」と回答した方が約9割に上る。ADHDなどの外見からはわかりづらい困難を抱える人に対しての、周囲の方によるサポートの重要性の啓発や、適切な対応の理解浸透の必要性が示唆された。

調査結果の詳細