2015年11月11日 13:31

だれにも真似できない光と影の芸術作品で、老若男女を問わず絶大な人気をほこる藤城清治さん。詩情豊かな幻想的な作風で定評を得る一方、日本各地を精力的に訪ね歩き、リアリティあふれる作品を次々と創り上げている。
そんな藤城さんの旅の中で生み出された、日本全国150点以上の作品をはじめて一堂に集めた画集「藤城清治の旅する影絵 日本(講談社)」が発売された。10年ぶりに制作した広島原爆ドームの影絵や、自身の戦争体験に向き合った九十九里の最新作も掲載。九十九里のスケッチと影絵製作の模様は、NHK「ニュースウォッチ9」でも二度にわたり放送された。
旅心を誘う影絵とともに、味わい深い街々へのエッセイなども収録。また、初回限定で、この画集のために藤城さんが制作した切り絵「光る 喜ぶ こびと」を精細なレーザーカットで再現したものが付属する。価格1万4000円(税別)。