2015年11月09日 11:24

ユニセフ(国連児童基金)は、WHO(世界保健機関)がシエラレオネのエボラ出血熱流行に終息宣言を出したことを受け、18ヶ月間の大規模なエボラ対策による大いなる勝利であると歓迎の意思を示した。

同地でエボラが流行している間、ユニセフは医療機器の供給や保健員が着用する防護服50万着以上の提供など、重要な役割を果たしてきた。病床数を急速に増加させるため、2014年にはエボラの地域ケアセンターを各地のコミュニティに設置し、影響を受けた子どもたちをケアするための施設も設立。ラジオや携帯電話、メール、ポスター、個別訪問を通じて啓発活動を行い、コミュニティレベルで安全確保のための情報発信に努めた。

一方で、今後起こりうる再流行に備え、強化中の監視体制を継続するとともに、復興に向けエボラ流行の影響を受けた人びとへの支援を一層強化しなければならない、とも表明した。