2015年11月09日 08:45

国境なき医師団(MSF)は、10月3日にアフガニスタン北部で起きた米軍によるMSF外傷センターへの爆撃に関する内部調査報告書を公表した。
調査は病院内からの視点で、空爆が起きる前から直後までの経緯を時系列で精査した。しかし、病院が爆撃を受けるに至った理由は何も見つからなかった。当時病院の敷地内には武装戦闘員はおらず、敷地内もしくは敷地内から外部に向けた戦闘行為はいずれも行われていなかった。
MSFインターナショナル会長、ジョアンヌ・リュー医師は、「この爆撃によって、患者が最も必要としている時に彼らを治療する手段が失われた。患者を治療している最中の病院を、いきなり保護の対象から外し攻撃する権利など誰にもない」と述べた。内部調査報告書(和文抜粋版)は、
http://www.msf.or.jp/library/pressreport/pdf/20151106_J_Kunduz.pdf