2015年10月16日 14:23

10月16日10時30分より、新宿駅西口小田急百貨店前にて、病気・災害・自死遺児たちの進学を支援するための、秋の「あしなが学生募金」オープニングセレモニーが開催される。

近年日本では子どもの貧困が大きな問題になっている。当事務局が支援する遺児や、親が障がいを持つ子どもたちの多くはまさにその当事者であり、そのために進学が危ぶまれている子供も多い。自らの学費や家族の生活のために遺児高校生の多くがアルバイトをしているが、それでも足りず進学を断念する遺児もいるという。

オープニングセレモニーでは、遺児家庭の実情と生の声の発表や、約50年前、ひき逃げで親代わりの姉を亡くし、遺児救済運動が始まるきっかけを作った岡嶋信治さんによる支援の呼びかけなどが行なわれる予定。遺児家庭や障がい者家庭の窮状を広く社会に訴え、支援の輪をさらに大きく広げていくために、報道機関によるより多くの取材・報道を依頼している。