2015年08月28日 16:02

インドのナレンドラ・モディ首相は、8月27日(木)、「Call to Action 2015 サミット」の場で、インドが妊産婦と新生児の破傷風(MNT)の脅威を撲滅したことを発表した。
インドの出産可能年齢の女性は3億2,700万人。毎年2,600万人の子どもが生まれ、1988年には16万人以上の幼い命が破傷風により奪われた。
他国とは対照的に、インドは大規模な破傷風予防接種キャンペーンは行ってこなかった。インド政府はその代りに、ユニセフやWHOの技術支援を受け、2003年にアンドラ・プラデッシュ州で始めた州ごとのシステムアプローチを含む、複数の戦略を組み合わせた施策を取り入れた。成功した取り組みには、保健施設で出産した家庭への給付制度や、スキルの高い助産師の養成、国家農村保健ミッション(NRHM)をはじめとする組織的な保健提供システムの強化などがあった。