2025年10月24日 19:32

アラヤの社内ラボ「Visionary Lab」が制作・デザインを担当した「オトシブミ – AIつむぐ落とし手紙 -」を、10月25日~27日に仙台駅地下通路にて開催する。

これは、公共空間におけるアートの新たな可能性を探る社会実験展示。仙台駅の未活用スペースを活かした日建設計総合研究所「Ki Sci Iki」プロジェクトの一環として、都市の中で科学と人の感性が交わる新たな社会実装の形を探る。

「Visionary Lab」は「空想に輪郭を。」をコンセプトに、先端技術を体験に落とし込む実験的組織。今回は、手書きの一言をAIが詩的に変換し、リアルタイムの映像制作によって、言の葉が巻かれて落ちるインスタレーションアートを制作した。

本展示では、来場者がその場で「誰かに伝えたい言葉」を紙に書き込むと、AIはその手書き文字を読み取り、詩的な手紙へと変換。生成された「言の葉」は映像として現れ、オトシブミの行動のようにゆっくりと巻かれながら短い詩へと変化し、やがてふわりと落ちて消える。生成された言の葉は折り紙としてプリントされ、体験者自身の手で折りたたむことで完結する。

Visionary Lab独自のリアルタイム処理基盤により、AIが生成したテキストが即座に映像化。生成文が葉のかたちを描きながら巻かれ、やがて落ちていく一連のプロセスを、視覚的・時間的な流れとして体験できる。

会期は10月25日~27日10時~18時。会場は仙台駅構内 コンコース中央1出入口付近、料金無料。