2025年10月24日 12:54

EPADが主催する「舞台芸術アーカイブ講座 2025」は、10月24日より、受講生の募集を開始した。

幕が下りた瞬間に消えてしまう演劇やダンス、パフォーマンスは、まるで「ドーナツホール」のように、中心にありながらそれ自体を保存することができない。「舞台芸術アーカイブ」は、公演映像、戯曲、ポスターやフライヤー、チケット、衣装、舞台装置図、舞台写真、劇評など、関連する周辺資料をできる限り多く収集し厚みのある「ドーナツ」を形成することで、この継承困難な経験や知、舞台の記憶を浮かび上がらせる、創造的な活動だ。

本講座はEPADが、早稲田大学演劇博物館が3年間に渡って実施した、舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業「ドーナツ・プロジェクト」で蒔かれた種を、より実践的で「すぐ役立つ」スキルとして育てていくことを目指して設計した。アーカイブを単なる「記録・保存」としてではなく、「拡大・創造」の手段として捉えながら、すぐに現場の活動で活かしてもらえるような7つの講座を開講。学術、法律、創作など、各分野の第一線で活躍する10名の講師が登壇する。

「リアルタイム講座」は、受講料(税込):「一般」8000円、「U25」5000円、申込み期間:10月24日10時~12月7日。「オンデマンド講座」は、動画視聴料(税込):各パッケージ3000円、申込み期間:「1.基礎」2026年1月23日10時〜、「2.実践Ⅰ」「3.実践Ⅱ」2026年2月13日10時~、申込み終了:2026年3月15日(予定)。

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