2025年10月17日 16:03

横浜市がIAPH 2025 Sustainability Awardsに提出していたプロジェクトが、Climate and Energy部門で最優秀賞を受賞した。最優秀賞の受賞は横浜市が日本初となる。
本アワードでは、IAPHが世界各地の港湾の知見を集約するWPSPの取組を一層推進するために、世界中の港湾から脱炭素など6カテゴリーでプロジェクトを募集し、優れた案件を選出。各カテゴリーから3件、計18件がファイナリストとして選出され、最終的に毎年の世界港湾会議にて最優秀賞(Winner)が発表される。
横浜市が受賞したプロジェクト「Port Decarbonization Plan; 121 public and private partnerships projects」は、本年3月に策定した「横浜港港湾脱炭素化推進計画」が題材。横浜港におけるカーボンニュートラルポートの形成に向けて多様な連携を強めて進めていくことを紹介している。
本計画には、横浜市が我が国で初めて行う独自の取組(国際水準で行うCO2排出量の把握、新たな金融スキームの創出、新たな技術を活用した脱炭素化構想など)が盛り込まれた。そのほか、民間企業を中心とする多くの取組を掲載し、官民連携及び国際機関との連携によって一体感を持って脱炭素化に挑戦する点が評価されたと考えている。