2025年10月14日 09:06

津南醸造は、9月29日にUR都市機構主催にて開催された「TORANOMON JUST RIGHT NEW FOOD」試食会にて、津南醸造の酒粕を使用した2つの革新的フードプロダクトを発表した。

本試食会は「地球とカラダにちょうど良い新しいフード」をテーマに開催され、持続可能な食品素材を用いたメニューが多数紹介された。津南醸造は、「日本酒アップサイクルプロジェクト」の一環として、発酵副産物である酒粕を活用し、美容・健康・サステナビリティを融合した新たな食品開発に取り組んでいる。

「あま酒粕羊羹」は、「美容」と「健康」をテーマに、米麹甘酒と日本酒由来の酒粕の香りを生かした上品な味わいの羊羹。甘さ控えめで、素材の個性を引き立てた逸品。発酵素材による自然なうま味とまろやかさが特徴だ。

「Soycleと酒粕のグリーンカレー」は、大豆のアップサイクル素材「Soycle」や国産青パパイヤとともに、津南醸造の酒粕を加えることで深みのあるコクを実現したプラントベース・グリーンカレー。植物性素材がメインで活用されており、ヘルシーでありながら満足感のある味わいとなっていた。

本プロジェクトは、津南醸造が提唱する循環型食料生産供給システムの構築を目指して、酒粕等の発酵副産物を「廃棄物」ではなく「資源」として再定義するもの。近年では、酒粕の健康機能性が再評価されており、美容や免疫、腸内環境に関する多面的な効果も期待される中、食品、化粧品、肥料、さらにはナノ粒子素材への応用も進めている。

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