2025年10月09日 19:00

俵山クリエイトは、10月10日より、俵山温泉において、まち全体をひとつの宿と見立てた「俵山まちごと旅館」の受け入れを開始する。

本プロジェクトは山口県長門市と地域・民間企業・金融機関が連携し、俵山温泉の未来を描く取り組みとして始動した。4月に瀬戸内ブランドコーポレーションの100%出資子会社として「俵山クリエイト」を設立。続く8月には、地域の合意形成を担う「俵山みらいデザイン」が発足した。両者が協力し、地域法人がまちづくりを、株式会社が事業を推進する二層構造で、温泉街全体の再生に取り組む。

俵山温泉は千年を超える歴史を持つ湯治のまち。かつて長期滞在者を多く迎え、静かで穏やかな時間が流れる場所として親しまれてきた。温泉街には2つの共同浴場「町の湯」「白猿の湯」があり、昔ながらの外湯文化が今も息づいている。宿泊者にはこの2つの町湯を滞在中(チェックイン~翌日15時まで)に何度でも利用できる「入浴手形」を渡す。温泉街をそぞろ歩きながら過ごす俵山ならではの滞在を楽しめる。

チェックインや精算、アメニティや作務衣、「入浴手形」のお渡し、滞在中の案内はすべて「川の湯」にて集約。まちを歩き、湯をめぐり、地元の人々との交流を通じて、俵山の暮らしを感じる滞在を提供する。今回の「俵山まちごと旅館」モデルは、俵山ならではのオーナー居住型旅館の特徴を生かし、客室部分のみを一括管理し、温泉街全体をひとつの宿として楽しむ、新しい宿泊モデルとなる。

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