2025年10月07日 12:53

大日本印刷(DNP)とDNPコアライズは、企業のノウハウ継承や人材不足等の課題解決につながる「DNPノウハウ継承支援サービス」の提供を開始した。

近年、企業では社員が保有するノウハウの継承や人材不足が大きな課題の一つとなっている。これらの課題の解決に向けて、経済産業省の2018年の「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」でも、すでにデジタル技術を活用した知識共有と業務効率化の重要性が指摘されている。こうした状況に対してDNPはこれまでも自社内に存在する知識・ノウハウの共有を実践しており、今回その知見を体系化し、「DNPノウハウ継承支援サービス」として提供する。

本サービスは、DNPが蓄積してきた「ノウハウ継承の実践知」を活用して設計した。DNPの熟練技術者へのインタビューやワークショップを実施し、ノウハウをどのように整理・言語化すれば効果的に伝承・継承していけるかについて検証。その成果を基に、経験や知識を継続的に共有できる仕組みとして整備した。DNP独自のデータ構造化技術を用いて、属人化された情報や、社内に分散して存在する情報を生成AIが認識しやすいデータ形式に整理。生成AIの大規模言語モデル(LLM)や検索拡張生成(RAG)の技術を活用して、チャットボット等で効率的にノウハウの共有・活用ができる。また、企業独自の文化やルールなどに配慮した設計で、円滑な運用と持続的な改善を支援。月次レポートによる利用状況の分析、FAQデータの最適化、AIのチューニングなど、サービス導入後も継続的にサポートする。

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