2025年10月06日 12:31

Paradisは、日本初のAIが重要事項説明書・契約書を自動作成するSaaS「Aiスマート重説」の売買版を、10月より提供開始する。
不動産契約に不可欠な「重要事項説明書」の作成は、専門知識が求められ、登記簿謄本や重調、管理規約などの膨大な資料を読み解き、正確に転記する必要がある。その結果、多くの不動産会社で営業担当者が残業や兼務を強いられ、長時間労働やヒューマンエラーの原因となっている。同社はこうした課題を解決すべく、すでに「Aiスマート重説 賃貸版」を提供してきた。そして今回、より複雑で専門性の高い売買領域に対応する「売買版」をリリースする。
「Aiスマート重説」は、登記簿謄本、重要事項調査報告書、管理規約などの資料をアップロードするだけでAIが自動解析。数百ページに及ぶ管理規約についてもハイライトで表示。担当者は最終確認と修正のみで作成完了する。これにより、業務負担の大幅削減、残業時間の縮小、ヒューマンエラー防止を実現し、顧客対応により多くの時間を充てることが可能になる。完成後の重説は、WordやExcelなど利用中の書式で出力可能だ。
「売買版」は、従来の賃貸版に加え、不動産売買における煩雑な重説作成業務の効率化と品質向上を実現し、不動産業界全体のDX推進に寄与する。さらに、役所調査の業務効率化を実現する「役所調査アプリ」のリリースも決定した。なお、今回のリリースでは「区分マンション」のみのリリースとなる。10月中旬以降「土地・建物」も順次対応していく。