2025年09月22日 16:02

日本自動車工業会は、高齢運転者を中心とした交通事故防止を目的に、安全運転を支援する「セーフティ・サポートカー」の普及啓発活動の一環としたコンテンツを9月22日、公開した。

今回制作したコンテンツは、ドラマ仕立てのアニメーションショート動画「気づかうキモチ」シリーズを3本、およびサポカーの性能や特長を紹介した特設サイト。「秋の全国交通安全運動」にあわせ高齢ドライバーやその家族に向けた広報啓発活動に活用される。

警察庁交通局の統計によると、75歳以上の運転者による交通事故死亡率は減少傾向にあるものの、依然として75歳未満と比較して2倍超と高水準。事故要因を見ると、75歳以上の運転者については、「ブレーキとアクセルの踏み間違い」や「ハンドル操作不適」を含む「操作不適」の割合が75歳未満に比べ高い。「衝突被害軽減ブレーキ」や「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」などを搭載したサポカーの普及は、社会的に急務となっている。

高齢運転者の安心・安全な運転を支えるためには、本人だけでなく、共に暮らす家族にとっても安心できる環境づくりが大切。そこで自工会では、サポカーの認知拡大と利用促進を目的に、絵本作家・漫画家のえちがわ のりゆきさんを起用したアニメーションショート動画『気づかうキモチ』シリーズを制作した。母と娘、祖父と孫、父と息子の3つの物語を通じて、家族がお互いを気づかい合う姿を描き、サポカーに乗ることが大切な人への優しさにつながることを、やわらかいトーンで伝える。

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