2025年09月19日 15:45

JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、電源開発(J-POWER)と連携。水力発電施設(田子倉/只見ダム・田子倉発電所)、地熱発電施設(鬼首地熱発電所)の見学を組み込んだ鉄道の旅行(インフラツアー)を10月25日出発で企画した。
本ツアーでは、通常非公開の田子倉発電所または鬼首地熱発電所をJ-POWER現地職員の解説の元、見学することができる。
J-POWER鬼首地熱発電所は、1975年に9000kWの出力で発電を開始した。今年で運転開始50周年を迎える。旧鬼首地熱発電所は2017年に運転を停止し、既設設備の撤去を開始し、2019年からリプレース工事を進め、2023年4月に出力1万4900kWの新しい鬼首地熱発電所として、生まれ変わった。
地熱発電は、再生可能エネルギーの特徴であるCO2をほとんど排出しないことに加え、天候に左右されず年間を通じて安定した電気を供給することが可能。また、地下にある膨大な熱エネルギーを持続可能な範囲で利用して、輸入に頼らず電気をつくることができる。世界第3位の地熱資源を誇る我が国では、貴重な純国産のエネルギーとなる。
なお今回、設備をリプレースするにあたり、さらに地域の発電所として親しまれることを目的に、地域の伝統工芸品である「鳴子こけし」をタービン・発電機にデザインした。