2025年09月17日 12:09

ジョサンシーズは、9月16日、日本の産前産後ケアの質向上と制度的発展を目指し、「産前産後ケアイノベーション協会」を設立し、記者会見を行った。
ジョサンシーズは、妊娠から子育ての時期を、助産師をはじめとする女性専門職のスタッフが、オンラインとオフライン双方でサポートする産前産後ケアサービス「ジョサンシーズ」を運営。一人ひとりにパーソナライズされたサービスを提供する低月齢ベビーシッターサービス、産後ケア施設の運営、産院向け人材サービスなど、多岐に渡って展開している。
日本において、出産後の両親をサポートする「産後ケア」は、自治体の補助事業や一部医療機関・宿泊施設での取り組みが広がりつつある。しかしながら、利用できる地域の格差や、ケア人材の不足、財源確保などの課題が残されており、安心して出産・育児に臨める環境が十分に整っているとはいえない。こうした現状を受け、ジョサンシーズは産前産後ケアを「社会全体で支える仕組み」として確立すべく、同協会を設立した。
「産前産後ケアイノベーション協会」は、医療・行政・企業・当事者をつなぎ、日本の産前産後ケアにおける課題解決と新しい仕組みづくりに取り組んでいく。活動目的は、「政策提言:産前産後ケアの制度化・財源確保に向けた提言活動」、「調査・研究:国内外の産前産後ケアの実態調査と知見共有」、「ネットワーク形成:医療者、行政、企業、当事者をつなぐ協議の場づくり」、「普及啓発:産前産後ケアの社会的必要性を広く発信」。
設立日は9月16日。