2025年09月17日 09:53

クレディセゾンは、シンガポールの子会社である海外コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて、ブロックチェーン技術への投資に特化したファンド「Onigiri Capital」を設立した。

2019年に設立された海外CVCであるSaison Capitalは、アジアのFinTech事業者を中心に有望なスタートアップ企業への投資を行っており、2021 年よりブロックチェーン技術を活用した金融商品やサービスを扱うスタートアップ企業に注目し、ブロックチェーン領域における投資を開始した。これまでの投資経験と知見を活かし、ブロックチェーン技術への関心を持つ金融機関が、投資に参画できるようこのファンドを設立した。

本ファンドを通じて、ブロックチェーン技術を活用したイノベーションの担い手となるスタートアップ企業の資金調達を支援することで、中長期目線で金融領域の変革に貢献していくことを目指していく。同社グローバル事業において、ファンド設立は初めての取り組みであり、事業の成長と革新を支える資金調達の多様化の一環と捉えている。このファンド設立により外部投資家を呼び込み、投資資金を最大限に活用することで投資規模の拡大と投資先の分散化を図っていく。また、同社の海外CVCにおいて培ったブロックチェーン技術への投資経験と知見、そして伝統的な金融機関、規制当局と構築したネットワーク掛け合わせることで、ブロックチェーン技術への信頼獲得、および先進的な技術の発展に寄与していく。

Onigiri Capital