2025年09月16日 10:05

Arianetech(アリアンテック)は、4月、千葉県柏の葉にある千葉大学(NPO植物工場研究会内)に、日本法人「アリアンテック・ジャパン株式会社」の事業拠点を開設した。

アリアンテックはシンガポールで2001年に設立された電子機器メーカーで、2013年より戦略の重点を農業テクノロジーへと移行し、これまで培ってきた高度な技術力を活かして都市型食料生産の在り方を革新してきた。2015年にパナソニックからシンガポール初の養液培地耕式人工光型植物工場を受注し設備導入を行った。これが同国でのアグリテック分野における確固たる立ち位置を築く大きな契機となった。以降、シンガポール国立大学(NUS)、南洋理工大学(NTU)、シンガポール工科教育学院(ITE)、リパブリック工科大学(RP)、テマセク系研究機関などと緊密に連携し、植物工場や関連分野の先端技術の研究開発を継続的に推進している。

この拠点は、自社の保有する先進農業技術を日本市場にフィットさせる実証型の研究開発を行う機能と日本市場を開拓するために展示するショールームとしての役割を持つ。同拠点では、同社の主力製品である高効率LED照明による比較栽培の紹介に続き、今後は自動化機械や環境制御×AI・IoTによるスマート農業ソリューションを実証展示する。これらの活動を通じ、日本の植物工場・スマート農業市場への貢献を本格的に開始する。なお、アリアンテック・ジャパンは、10月1日〜3日まで開催される「第15回 農業WEEK」(幕張メッセ)に出展する。

アリアンテック