2025年09月10日 15:45

ete JAPAN及び、デジタルツイン総合研究所は、ソフトバンクが運営する技術開発拠点「せとうち Tech LAB」(広島県福山市)において、ete Japanが開発する次世代AI「Sapisエンジン」の展示を開始した。

福山市は、瀬戸内エリアの中心に位置し、都市部、中山間地域、湾岸工業地帯、さらには離島と、極めて多様な地理的・社会的特徴を有する中核都市。「せとうち Tech LAB」は、こうした多様性を強みに変え、AIをはじめとした最先端テクノロジーを活用することで、地域課題の解決と新たな産業・価値の創出をめざすイノベーションのハブ。

今回の展示では、「Sapisエンジン」が持つ特徴を活かし、「地域起点の社会実装モデル」を可視化する。具体的には、個人の興味関心・志向性を深層的に捉えるAIプロファイリング技術、地域資源・人材・学びの接続による自己実現支援の提案力、教育・HR・まちづくりなど複数分野への応用可能性を提案する。

同社は、Sapisを単なるAIエンジンとしてではなく、「地域社会の意思決定を支えるOS(Operating System)」と位置づけている。今後は、地域住民や学生が自らAIを使いこなす共創型UIの体験型展示や、福山をモデルとした教育・キャリア支援のシナリオ展示などへのアップデートを予定。さらに中山間地域や離島における、関係人口AIマッチングの実験的導入も考えている。