2025年08月28日 12:53

キーデザインが運営する、不登校の子どもを持つ保護者向けLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」は、登録者が8月時点で5000人を突破した。

「もうどうしていいかわからない」――匿名で寄せられる声は、深刻な孤立と疲弊を物語る。特に、子どもの自死が最も多いとされる9月1日を前に、社会全体でこの課題を受け止める必要がある。日本では不登校の小中高生が過去最多の34万人を超えている。病欠や経済的事情で長期欠席をする子どもたちは約50万人にものぼる。その背後には、子どもの不安に寄り添いながらも、出口の見えない日々に苦しむ保護者がいる。

栃木県宇都宮市に拠点を置くNPO法人キーデザインは、不登校の親子をサポートする事業を行う。活動の1つである、「お母さんのほけんしつ」は、2020年5月に開設されたLINE相談窓口。匿名・無料で登録でき、何度でも相談できる。8月には登録者数5000人を突破し、日々30人以上の相談を受けている。なお、「お母さんのほけんしつ」は、寄せられる声に応えるための相談員育成やシステム運営費を必要としているが、その多くは寄付に支えられている。この取り組みを支え、家庭の孤立を防ぐために支援をお願いしている。

「お母さんのほけんしつ」登録の際は、案内WEBページから公式LINEアカウントへ無料登録可能。

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