2025年08月27日 19:46

福島県磐梯町は、ばんだい振興公社、デザイニウム、ジィ・シィ企画、コミューン、専修大学デジタルコミュニティ通貨コンソーシアムラボラトリーと、新たな地域デジタル通貨の研究開発を目的とした包括連携協定を締結した。
福島県磐梯町は、東京都心から北へ約200km、会津盆地の東北部に位置し、磐梯山を間近に仰ぎ見る山紫水明の地。平安時代初期の名僧「徳一(とくいつ)」によって建立された慧日寺(えにちじ)を有する会津仏教文化発祥の地として栄えた、歴史と伝統・文化を受け継いできた町でもある。
「ばんだいコイン」は磐梯町内の加盟店舗で利用可能な地域デジタル通貨。現金を専用アプリにチャージしてコインに変換し、1コインを1円相当として利用できる。チャージ金額に対して10%のポイントが付与され、1ポイントあたり、1コインとして利用可能。チャージは全国のセブン銀行ATM、磐梯町内に設置されたチャージ機から行える。
現行の「ばんだいコイン」は今年で3年目を迎える。地域経済の更なる活性化や愛着人口の創出など、町民だけでなく町外の人にとっても便利で使いやすい、「ばんだいコイン2.0」の研究・開発に着手するため、デジタル通貨やアプリ開発のノウハウを持つ企業・団体と本協定を締結した。
各当事者が有する資源、知見、技術を活用し、相互に連携することで、地域経済の発展、磐梯町の人口増加、住民満足度の向上、愛着人口の増加および愛着人口構成者の満足度向上を達成することを目指す。