2025年08月27日 19:28

NTT東日本は、東京都と、「公衆電話ボックスを活用したOpenRoaming対応Wi-Fiの整備・普及啓発等に関する基本協定」を、8月27日に締結した。

近年、地球温暖化などにより自然災害が激甚化・頻発化しており、平時はもとより災害時においても安全で利便性の高い通信環境を確保することが求められている。東京都では、「デジタルの力で暮らしをより豊かにし、いつでも、だれでも、どこでも、何があってもネットワークにつながる環境を確保する」という「つながる東京」の実現に向けて、災害対応やインバウンド需要などへの対応として、安全性と利便性を兼ね備えた国際規格であるOpenRoamingに対応した公衆Wi-Fiの整備を都内全域に推進している。

NTT東日本は、長年にわたり地域の人々の生活を支える通信インフラの整備・発展に取り組んできた。各所に設置されている公衆電話ボックスは、これまでも災害時の通信手段としても重要な役割を果たしているが、Wi-Fiスポットとしての役割も担うことで、東京都内において誰もがインターネットにアクセスできるフェーズフリーな通信環境の実現をめざす。

本協定に基づき、今後3年間で、都内約1500か所の公衆電話ボックスにWi-Fiアクセスポイントの整備を進め、停電時にも利用可能なバックアップ電源の導入も併せて進めることで、災害時の通信確保にも貢献していく。