2025年08月27日 12:56

ダイヤモンド社は、チャールズ・ダーウィンによる「種の起源」を、まるごと読破したかのような体験が味わえる本「『種の起源』を読んだふりができる本」を8月27日に発売する。
コペルニクスの「地動説」と並んで、人類に知的革命をもたらしたダーウィンの「種の起源」。生物の進化を自然淘汰によって解き明かし、「すべての生物は神が創造した」とするキリスト教の世界観に衝撃を与えた歴史的名著として、今も世界中で読み継がれている。しかし、その内容は難解で、誤解されたまま語られることが少なくない。
本書は、そんな「種の起源」を、章ごとに正確かつわかりやすく解説。原著を読み通したときと同じ記憶が自然と残るよう構成されているので、わずか10分の1ほどの時間で、原著を読破したかのような充足感、そして感動を味わえる。さらに、当時の人々がなぜ進化論に衝撃を受けたのか、現代科学からみたダーウィンの誤りなど、原著を正しく理解するうえで必要な解説も加えているので、予備知識がなくても、進化論を正しく理解することができる。まさに「種の起源」を「読んだふり」ができる、読者の知的好奇心を一気に満たす、画期的な生物学の入門書だ。
著者の武蔵野美術大学教授・更科功さんの専門は分子古生物学。「化石の分子生物学―生命進化の謎を解く」(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞している。
定価は1980円(税込)。発売日は8月27日。