2025年08月22日 12:22

リンクの農機具王は、農業の担い手不足・副業としての農業への興味を持つ若者が多いことから、若手社会人が安心して農業に関わる仕組みとして「週末農業プロジェクト」をスタートする。

農機具王は全国35店舗で中古農機具の買取・販売を展開。農業機械の知識と流通ネットワークを活かし、農業を支える新規事業にも注力している。2024年からは「アグリスイッチ」として肥料販売や栽培指導を開始し、新規就農者の支援を拡大中だ。

日本の中山間地では農地の放置が深刻化し、農業の担い手不足が進行している。農林水産省の統計では耕作放棄地は全国で42万haを超え、地域活力の低下も懸念されている。農機具王は、若手社会人が安心して農業に関わる仕組みとして「週末農業プロジェクト」をスタートする。

モデルケース(水稲栽培)としては、作業は春と秋の繁忙期、草刈り中心(5月田植え、7・8月草刈り、9月収穫・出荷)。年間稼働日数はごくわずかで、1反あたり売上16〜20万円、純利10万円を目安。費用とサポートは、自己負担:地代+肥料・農薬代(約2万円)+作業、農機具王が機械・肥料を提供、専門スタッフが栽培を指導・販売先の確保も支援。対象者は、副業可能な企業に勤める20〜30代の若手社員や、遠征費・活動資金を副業で賄いたいスポーツ選手。

今後の流れは、「やってみたい」人の声を集め、一定数が集まれば農地を確保しプロジェクト始動。関西エリアからモデル展開し、将来的には全国へ展開する。

農機具王