映画「じょっぱりー看護の人 花田ミキ」が、6月にブルガリアで開催された第21回International Festival of Red Cross and Health Films（国際赤十字・健康映画祭）にて、Red Cross Special Award（赤十字特別賞）を受賞した。

本作では、BPOテクノロジーが字幕翻訳を支援。同社の提供サービスであるオンラインアシスタント（R）「フジ子さん」の翻訳エキスパートが、観客に自然に届く字幕翻訳を目指して制作に携わった。

命に向き合う看護師の姿を描いた本作は、国境を越えて人々の心に届く作品として、国際的に高く評価された。担当した2名の翻訳エキスパートは、いずれも翻訳経験が豊富であり、海外での生活を通じて多様な文化や言語感覚に触れてきたバックグラウンドを有している。文字数や表示時間といった字幕特有の制約がある中で、映像やセリフの流れを意識し、「伝えるための言葉」を選ぶことを大切に作業にあたった。

本作の字幕翻訳は、映像プロデューサー・鎌倉 幸子さんからの依頼を受けて実施されたもの。もともと同社では、鎌倉さんの業務支援を多面的に行っており、今回の字幕翻訳もそのサポートの一環として対応した。長期的な関係性の中で、作品や作り手の意図を深く理解しながら、字幕翻訳という専門性の高い領域にも対応できる体制を整えていたことが、今回の取り組みにつながった。