2025年08月21日 12:21

岩手製鉄は、同社が展開するクラフト鋳物ブランド「岩鉄鉄器」から、新たなフライパンブランド「DAICHI(ダイチ)」を発表した。
「DAICHI」は、鉄が持つ素材としての力を最大限に引き出し、調理器具として再定義するフライパンブランド。岩手製鉄が70年以上にわたり培ってきた鋳造技術をもとに、フッ素加工などの化学的なコーティングを行わず、鉄本来の力で食材を美味しく調理する。それが「DAICHI」の本質。「DAICHI」はこれまでの鋳物フライパンの常識を覆す、薄く、軽く、そして焦げ付きにくい設計が特徴。表面加工を行わないノンコーティング仕様でありながら、独自の鋳肌処理により油なじみが良く、食材がくっつきにくい。使い込むほどに風合いが増し、自分だけの一本へと育っていく楽しさも味わえる。
「DAICHI」は、溶かした鉄を砂型に流し込み、固まったら砂型を壊して取り出す。鋳物らしさを残しつつ調理に適した表面に研磨を行う。さらに鉄の表面に窒素と酸素を結合させ、窒化鉄、酸化鉄の状態に仕上げる。鋳肌は目に見えない凹凸があり、油がよく馴染むことで食材がくっつきにくく、フッ素やホーローなどによるコーティングを行う必要がない。鉄の表面自体が変化しているので、コーティング素材のような部分的な劣化などは起こらない。
発売日は9月上旬予定。販売場所は岩鉄鉄器オンラインストア。