2025年08月20日 20:10

三菱電機は、複数の専門家AIエージェントとの対話を可能とする、「対話型マルチAIエージェントサービス」のプロトタイプを開発し、三菱電機の共創空間「Serendie Street Yokohama(セレンディストリート横浜)」での運用を開始した。
三菱電機は、デジタル基盤「Serendie®(セレンディ)」を活用し、複雑化する社会課題の解決に向けて、事業領域を横断した新たなサービス・ソリューションの創出に取り組んでいるが、事業領域や専門分野の垣根を越えた連携を実現するためには、時間や人財などのリソースの確保が課題となっていた。
「対話型マルチAIエージェントサービス」は、さまざまなビジネスシーンにおいて、専門家AIエージェントチームを瞬時に組成し、複数の専門家AIエージェントとの対話を通じて課題解決や事業創出のスピードを加速させるサービス。ユーザーは、「電力事業領域エージェント」や「FA事業領域エージェント」などの具体的な役割を持った複数の専門家AIエージェントから最適なチームを組成することで、異なる事業領域の専門知識が必要とされる共創活動を、多角的な示唆を得ながら行うことができる。
ユーザーは必要に応じて社内外の多様な知見を専門家AIエージェントとして登録できるため、現実的には難しいと想定される組み合わせのチームを組成することが可能となり、既存の枠を越えたアイデア創出を実現し、顧客やパートナーとの共創による価値創出を加速させることができる。