2025年08月19日 12:54

KICKsは、全国の地方自治体、観光協会、イベント主催団体を対象に、社会課題解決型トイレマップ「TOIMAP(トイマップ)」を活用した「デジタルトイレマップ」制作を無償で提供するキャンペーンを8月18日より開始する。
旅行者の7割以上が旅先でトイレに困った経験があり、その不満は地域の印象を大きく損なう要因となる。従来の地図はトイレの「場所」を示せても、車いすで利用できるか、おむつ交換台はあるかといった「設備」の情報がなかった。これでは、高齢者、障がいを持つ人、子育て世代、そして多くの観光客にとって、そのトイレが本当に「使える」のか判断できず、外出そのものをためらう原因となっていた。
「TOIMAP」は、単に場所を示すだけでなく、「バリアフリー対応」「おむつ交換台の有無」「清潔度評価」といった、利用者の意思決定に直結する詳細な情報を提供するデジタルトイレマップ。夏に開催された「八王子まつり」(来場者約70万人)では、八王子市認定の公式トイレマップとして採用され、期間中に約1万2000回のトイレ情報を提供。「安心してまつりを満喫できた」と多くの来場者から高い評価を得た。
この価値をより多くの地域で実感してもらうため、期間限定でデジタルトイレマップの初期制作(通常価格:1万9800円~)を無償で提供する。各団体が保有する既存のトイレ台帳(Google Sheet/Excel形式)を提供してもらえれば、最短即日で地域専用のトイレマップを公開可能だ。