2025年08月07日 15:54

NOKは、「濃厚ポリマーブラシを適用した密封装置の低摩擦化」に関する研究成果が評価され、高分子学会の「2025年度 高分子学会技術賞」を受賞した。
「高分子学会技術賞」は、約8000名の会員を擁し、高分子科学と技術における研究・交流を推進する学術団体「高分子学会」が毎年厳選して授与する技術賞。高分子に関する全技術領域において、独創的かつ優れた成果を挙げた個人・グループを対象に、登録特許や学術発表を基に毎年最大2件を選定し、授与している。
濃厚ポリマーブラシは、分子レベルで高密度かつ均一な膜を形成する表面処理技術であり、摩擦を大幅に低減することで、密封装置の性能向上と長寿命化を実現する。さらに、分子の吸着性を活かした汚れ防止や耐久性向上など、多様な機能を発揮する可能性があり、シール製品の設計自由度を高める次世代技術として期待されている。
NOKは、自動車や一般産業機器など幅広い分野にシール製品を提供しており、製品性能のさらなる向上に向けて、研究開発に取り組んでいる。濃厚ポリマーブラシの実用化に向けては、京都大学化学研究所を中心とした産学連携コンソーシアムに参画、社会実装を目指し研究開発を進めている。今回の受賞は、こうした取り組みが技術的に高く評価されたもの。
なお、本研究の詳細については、NOKグループコーポレートサイト内の「技術コラム」にて紹介。濃厚ポリマーブラシのメカニズムや応用の可能性などを掲載している。