2025年07月16日 10:06

SDioは、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する、国内における生成AIの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の第3期に採択された。

「GENIAC」は主に生成AIのコア技術である基盤モデルの開発に対する計算資源の提供や、データやAIの利活用に向けた実証調査の支援等を実施するプロジェクト。計算資源の提供は2024年2月から開始した第1期、2024年10月から開始した第2期で実施されており、8月開始予定の第3期の採択が7月15日に発表された。

SDioは、「Deep Search for Deep Insight」をミッションに、TVコンテンツを秒単位で検索できるAI検索プラットフォーム「TVPulse」の提供、エンタープライズ向けの大規模映像基盤モデルの研究開発を行うAIスタートアップ。

本事業では、世界的にも例のない数時間以上にもわたる長尺の映像を日本語環境で深く理解する、大規模映像基盤モデル「DeepFrame」のAlpha 版(7B~13B規模)の開発・実証に取り組む。独自に設計する「階層型ハイブリッド・アーキテクチャ」により、長尺コンテクストにおける技術的なブレイクスルーを達成し、同時に開発を進めるファインチューニング技術により、業界特化型のモデルをより短期間で提供することを目標としている。また新たに基盤モデルの長尺日本語環境におけるベンチマークの作成にも取り組む。

第3期採択結果はこちら